防府市の30代の男性がSNSを通じて出会った人物に現金346万円をだまし取られる被害に遭いました。

防府警察署によりますと、ことし5月下旬ごろ、防府市に住む30代の男性がSNSで女性を名乗る人物と知り合い、やりとりをするうちに恋愛感情を抱いていったということです。

男性はその人物から「私は高級中国茶への投資で稼いでいる」「私と一緒に未来を作ってくれないか」などと投資を勧められたということです。

話を信じた男性は、さらに仕入れ担当者や販売業者を名乗る人物ともSNSで連絡を取り、お茶の購入名目や販売手数料名目で、ことし6月から先月の間に5回に分けて、指定された銀行口座に現金346万円を振り込み、だまし取られました。

男性はその後、「投資にトラブルが発生した」として、追加で現金を振り込むよう求められたため、怪しいと感じ、家族、警察に相談したということです。

警察はSNSでお金を要求するのは詐欺の手口として注意を呼び掛けています。