アプリ上の利益を信じるなどして、愛媛県松山市に住む80代の会社役員の男性が3500万円を騙し取られるSNS型投資詐欺事件が発生しました。

警察によりますと去年12月末、この男性に投資アナリストを名乗る人物からメッセージが届き、株取引に関するグループに招待されたということです。

その後、グループの中で株が値上がりしたというやり取りを見た男性は、アシスタントを名乗る女性から勧められた投資アプリをダウンロード。

今年1月、証券会社の社員を騙る人物に指定された口座に300万円を振り込み、アプリ上での利益を信用した男性はその後、3月14日までに8回に渡って6つの口座にあわせて3200万円を振り込んだということです。

「儲かっている」といった話をする男性を不審に思った家族が、警察に連絡し事件が発覚しましたが、男性はあわせて3500万円をだまし取られました。

警察は、実在する投資家などの著名人を騙る、SNS上のメッセージだけでやりとりをするような事があれば、家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。