県教育長「前向きに検討したい」周防大島高校の山口県立大学付属校化…教育委員が視察へ
山口県立大学が県教育委員会に対し、付属化を求めている周防大島高校について、18日開かれた県教育委員会会議で協議されました。
県教育委員会会議は県内の教育に関する基本方針を決めるものです。
県立大学は先月、県教育委員会に対し、周防大島高校を付属化したい旨、要望しました。
周防大島高校を候補とした理由として県立大学は広島などへの流出が多い県東部に位置しているほか、教育的なつながりがあることを挙げています。
会議では、委員が付属化によって周防大島高校の特色ある学びはどうなるのか?県教委の見解を質しました。
(県教育委員会 繁吉 健志教育長)
「私としては前向きに周防大島高校がさらに教育環境が充実していくという風に捉えていけるのではないかと受け止めた」
繁吉教育長は県立大学の岡理事長の熱意を感じたとした上で、「付属化について前向きに検討したい」との考えを示しました。
また、委員が今後、県立大学と周防大島高校に赴き、どのような教育が行われているかなどを視察することが決まりました。
周防大島高校付属化の可否については委員が視察した後、来月(11月)24日の県教育委員会会議で再び、協議される見通しです。