【115系】懐かしの瀬戸内色!山陽本線にリバイバル列車が帰ってきた・JR西日本下関総合車両所の塗装作業・「懐鉄シリーズ」
リバイバル列車として山陽本線に懐かしい色が帰ってきました。
クリーム色に青い線の入ったカラーリング「瀬戸内色」の復刻作業を行うJR西日本の下関総合車両所を取材しました。
山口県下関市のJR幡生駅近くにある下関総合車両所は中国地方で最も多くの車両を点検・整備する重要拠点で、800両以上の鉄道車両を受け持っています。ここでは列車の安全運行のため、主要部品の電車を動かすモーターの分解検査のほか、あらゆる部品が分解して整備されています。
塗装作業が行われた9月25日、山陽本線を走る115系電車の1編成・4両が「黄色」から「瀬戸内色」へと塗り替えられる真っ最中でした。
国鉄時代の1982年から山口・広島地区の山陽本線で30年以上に渡り見られていたクリーム色に青い線の入った列車。この「瀬戸内色」と呼ばれるカラーは順次、黄色一色の塗装に変わっていき2015年5月を最後に姿を消しました。
塗装される先頭車両は、ライト、窓などが隠され、まずはクリーム1号で塗られた後、青い帯が入れられていきます。県内を走る山陽本線の主力車両、115系電車が懐かしい塗装をまとっていきます。「瀬戸内色」と呼ばれるカラーリングのクリーム色は砂浜を、青のラインは瀬戸内の海を表現しています。
そして「鉄道の日」の10月14日、およそ8年5か月ぶりに復活した瀬戸内色。車両の老朽化が進み、新型車両への置き換えも進む中、往年の塗装をまとった115系電車が山陽本線に帰ってきました。
下関駅を9時30分に出発した列車は徳山駅に11時52分に到着。カメラを向ける人も多く見られました。
(徳山駅のホームで見た人は)
「瀬戸内海のきれいな海に映える色だなと思います」
「いまの黄色もきれいですけどこの色もきれいだなと」
「昔はこの色だったので当たり前のような感じでした」
「学生時代に乗っていた色と同じだったので昔を懐かしく思いました」
瀬戸内色の115系電車は下関~岩国間の普通列車を中心に運行されます。懐かしい列車のカラーを復刻したリバイバル列車はJR西日本が進める「懐鉄シリーズ」の一環です。1編成限定の復刻、懐かしい列車を見て、乗ってあの頃を思い出してみてはいかがでしょうか?