【山口天気 夕刊10/23】しばらく天気は「現状維持」…昼夜の激しい寒暖差と空気乾燥が続く日々 夜空の「月」の変化に注目!
気づけばカレンダーは、もう10月下旬です。
秋が足早に過ぎゆく中、土曜日~日曜日の山口県はこの秋一番の冷え込みを観測した所が多くなるなど、一段と秋が深まりました。
気温が8度を下回ると、紅葉のスイッチが入る、と言われています。この週末の冷え込みをきっかけに、これから、秋がさらに深まる色合いへと景色が変化していく所が多くなるのではないでしょうか。
ただし、今週は、しばらく週末の時ほどの急な秋の深まりはなさそうです。
この先の予想天気図では、高気圧が通り過ぎた後にまた高気圧、と、高気圧のリレーが続く形で、リレーのバトンを受け渡すときに弱い気圧の谷で少し雲が出ることはあるものの、空模様としては比較的穏やかな状態が続きそうです。
そして強い寒気が流れ込むタイミングもないことから、気温は、しばらく現状維持、といったところ。
ただし、穏やかな晴天が多いぶん、朝晩は放射冷却の影響による底冷えが強く、一方で昼間は日ざしが心地よい、という朝と昼との大きな寒暖差には連日、十分気をつけて。
気温変化に合わせて調節しやすい服装選びなど心がけていきましょう。
24日(火)は、二十四節気の「霜降(そうこう)」…まだ霜が降りるほどではありませんが、最低気温は山間部中心に1桁となるなど、朝は少々冷え込みが強まる見込みです。
一方で日中の気温は各地で20度台前半となり、昼間は過ごしやすい陽気に。激しい寒暖の変化に対応しやすい服装で過ごしていきましょう。
空模様は、昼過ぎに一時、雲が目立つタイミングもありますが、全般にはおおむね晴天、と落ち着いた空模様が続きそうです。
今週はしばらく、晴れる日が多い見込みですが、金曜日は気圧の谷の通過で、やや雲が増えるタイミングもあるでしょう。
気温は、しばらくは大体現状維持、といった感じで、朝ヒンヤリ、昼間は心地よい、という寒暖差が激しい日々。
また、当分、雨らしい雨がないことで、さらに空気の乾燥が進んでいきそうです。火の元、お肌や喉のケアなど、十分気をつけて、お過ごし下さい。
ところで、よく晴れた夜空に注目すると、だんだん膨らみが増してきている「月」が輝いています。今週は27日(金)が「十三夜」。その2日後の29日(日)は明け方に、月が地球の影に入って月の一部分が欠けて見える「部分月食」もあります。
月がよく見えるくらいよく晴れる夜は、底冷えが強まりますので、シッカリ暖かくしながら、秋の澄んだ夜空を楽しんでいきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)