岩国市の70代の女性が「5000万円が当選した」とのうそのメッセージを発端とした架空料金請求詐欺の被害に遭い、電子マネー80万円分を騙し取られました。

岩国警察署によりますと、岩国市に1人で住む70代の女性のスマートフォンに8日ごろ、「5000万円が当選した」「当選者はあなたを含め3人」などとSNS上でメッセージが送られてきたということです。

　その後、女性が他の当選者とされる人物とSNSのグループチャットで手続きに関するやりとりをしていたところ、当選金交付の担当者を名乗る者から「受取の手続き費用として電子マネーが必要」と言われ、話を信じた女性は19日〜21日までの間、岩国と広島のコンビニ4軒で電子マネー計80万円分を購入、コード番号の写真を送信し、騙し取られました。

　コンビニではいずれも店員から詐欺を疑う声掛けをされましたが、女性はそのまま電子マネーを購入。

　23日、家を訪ねてきた別居の親族が詐欺と気付いたということです。

　警察は、「高額の当選金がもらえるというのは詐欺の手口」と注意を呼びかけています。