春の訪れを告げる「秋吉台の山焼き」 湿気により全体に火が燃え広がらず
美祢市の秋吉台できょう(1日)春の訪れを告げる山焼きが行われましたが、湿気により全体に火が燃え広がらないまま終わりました。
天候不良で延期が続いていた「秋吉台の山焼き」。
秋吉台の景観を維持するため、およそ1140ヘクタールのカルスト台地に火を入れていくもので。600年以上続く伝統行事ですが…
(記者)
「着火からおよそ30分がたちましたが、火の手はまだ見えてきません。」
火入れからおよそ1時間半…
(消防)
「きょうこういう天候でなかなか火が付かない状態」「解散という形をとる」
濃霧で草が湿っていたことが原因で、ことしは、全体に火が燃え広がらないまま終わりました。
(子どもは)
「火がついたから、すごいと思ったけど急に消えていって、終わりという放送が流れたのでちょっと残念だった」
(山口市から)
「(子どもに)ちょっと火を見せれたのでよかった」
(美祢市農林課 岩﨑敏行課長)
「ここまで燃えなかったのは珍しいと思う。来年も開催するので、楽しみにしてもらえたら」
主催者は、今後の火入れについては検討するとしています。