米軍岩国基地（山口県岩国市）に侵入したとして、山口県警は1日、自称アメリカ国籍の女（自称25歳）を逮捕しました。

　「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法」違反の疑いで逮捕されたのは、自称アメリカ国籍の住居・職業不詳の女（自称25歳）です。

　警察によりますと1日午前0時半ごろ、「アメリカ人が基地に入りたいと正門に来ている。帰ってくれず困っている」と米軍関係者から通報があったということです。

　その後、女が岩国基地正門そばの待合室から基地の敷地内に侵入したため米軍憲兵隊が拘束。憲兵隊から身柄を引き渡された県警が基地正門前で通常逮捕しました。

　女は米軍人や軍属ではありません。また、酒を飲んでおらず、危険物の所持も確認されていないということです。調べに対し黙秘していて、警察が動機などを調べています。