【山口天気 朝刊6/28】県東部で地盤が緩む所も 急激な災害危険度上昇の可能性は低めも 今しばらく天気不安定には注意継続を
●山口県は当初予想ほどの大雨にはならずも 今朝は県東部でやや激しい雨 今しばらく天気不安定続く
●県東部中心に地盤が少し緩む所も 土砂災害など注意
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線状降水帯発生予測情報が山口県を含む九州北部地方に発表されていましたが、県内は夜中、度々雨が強弱を繰り返しながら降り続いたものの、当初、心配されたほど大雨にはなっていません。
ただし明け方から県東部、柳井~周防大島方面で活発な雨雲が流入し、やや激しい雨になってきていることで、県東部では地盤が緩んで、土砂災害の危険度がやや高まってきた所もあります。このあとの雨の降り方や、周囲の状況の変化など、十分ご注意下さい。
きょう28日(金)このあとは、九州方面中心に活発な雨雲は度々通過していきやすい予想で、福岡県、熊本県、大分県では引き続き午前中は線状降水帯の発生により急激に大雨災害の危険が高まるおそれがあります。県内も瀬戸内側を中心に、日中にかけて、時折、やや活発な雨雲が流れ込む時間があるでしょう。
きょう28日(金)の県内は、昼過ぎにかけては引き続き大気の状態が不安定で、度々雨が降りやすく、特に県中部、東部を中心に、時折やや激しく降ることもありそうです。夕方から夜にかけては雨は小康状態になってくる見込みです。
日中の気温は26度前後から、山口市内は28度まで上がる予想です。雨が止むと、少し蒸し暑さが増してくるでしょう。
今週末は大雨まではないものの、雲が多く、急な雨が心配な不安定な空模様が続きそうです。来週も初め頃は再び雨が少々強く降る心配がありますが、次第に南から夏の高気圧が勢力を大きく広げてくることで、来週半ばは、一時的に真夏さながらの猛烈な暑さとなる日もあるでしょう。
今のところ県内は、それほど緊迫した状況にはならずに済んでいますが、このあとも気まぐれな空模様には、ご注意下さい。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)