制服用ワイシャツ・防寒用ブルゾンを盗んだとして山口県警本部の男性警察官(50代)が停職1か月の懲戒処分に
山口県警本部に勤務する警察官(50代)が、支給品を保管する倉庫から制服用ワイシャツなどを盗んだとして今月20日、停職1か月の懲戒処分を受けました。この警察官は20日付で辞職しています。
懲戒処分を受けたのは県警本部の警察官(50代)です。
県警監察官室によりますと、警察官は2019年11月5日ごろから12月下旬までの間、警察本部の支給品を保管する倉庫から制服用ワイシャツ1着を盗み、2023年12月下旬ごろには同倉庫から防寒用ブルゾン1着を盗んだということです。
県警は、上司が所要で警察官の自宅を訪問した際、明らかに支給数を超える物品があったことをきっかけに任意で捜査を進め、今月20日、この男性警察官を窃盗の疑いで書類送検しました。
警察官は、県警本部で制服などの支給品に関する業務を担当していたということです。
動機に関しては「サイズが合うものは 自分で使用したり、予備として
持っておくためだった」と供述しているということです。
県警監察官室によると、警察官はこのほかにも同様の手段で複数年にわたり、制服の上着や出動服など約70点の支給品を不正に保管していたということです。
県警は今月20日付けでこの警察官を停職1か月の懲戒処分とし、警察官は今月20日付けで辞職しています。
警察官の書類送検を受け、県警の末永徹哉首席監察官は「警察官が、このような事案を起こしたことはもってのほかであり、県民の皆様に深くお詫びを申し上げます。この度の事案を厳粛に受け止め、 今後、職員に対する職務倫理教養や身上指導を徹底し、県民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。