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稲刈りが行われたのは…?なんと東京・六本木のビルの上!稲わらは山口・防府天満宮に送られしめ縄に…

2023年10月16日 17:57
稲刈りが行われたのは…?なんと東京・六本木のビルの上!稲わらは山口・防府天満宮に送られしめ縄に…

 収穫の秋、真っ只中ですが14日、ちょっと意外な場所で、稲刈りが行われました。

 稲穂の向こうに見えるのは、東京タワーです。

 稲刈りが行われたのは東京・六本木のビルの上です。

 この稲刈りは、防府市出身の美容家・メイ牛山さんが設立した美容専門学校と防府天満宮が共同で行い今年で7回目を迎えました。

 戦後、日本美容界の草分け的存在として知られたメイ牛山さん。自然を愛し、自然から学ぶことを大切にしていました。

 その思いを受け継ぎ、美容専門学校の生徒たちは田植えや稲刈りを通して作物の成長や命の尊さを学んでいます。

(生徒)
「数か月前に小さかった稲がこんなに大きくなるんだなと思いました」「稲がこんな大都会で育つのはすごいと思ったし、意外と切りやすかったです」

 ところで、この美容専門学校はメイ牛山さんが愛したふるさと防府と東京をつなぐ、新たな交流拠点になろうとしています。

 実は、生徒たちが刈り取った稲わらは防府天満宮に送られ毎年、地元の人たちがしめ縄を手作りして、学校に贈っています。

(防府天満宮 鈴木宮司)
「東京近郊に住んでいる方々、なかなか山口、防府に戻られるのが難しいのではなかろうかなと思いますが、ここは出しゃばりまして防府天満宮から東京まで出向いてまいりまして、防府天満宮を身近に感じていただけるようにしていきたい」
(ジェニー牛山さん)
「すごくご縁が深まりまして、これから山口県のために貢献していきたい、それは母に対する感謝の気持ち、 親孝行につながるかなとすごく 思っています」

 六本木で収穫された米は学校のお供え用の餅として使われることになっています。