【山口天気 夕刊10/24】南の海が少々騒がしい…あす25日(金)の県内は晴れ間多めも 週末は前線北上で天気ぐずつく 新たな台風の動向も注意
●南西諸島付近で前線発生 前線の南には台風や熱帯低気圧…
●あす25日(金)の県内は晴れ間多めも 時間とともに薄雲増加へ
●週末は前線北上で 時々雨雲流入 台風に発達見込みの熱帯低気圧の動向も注意
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県内は、今朝は所々今シーズン一番の冷え込みとなり、日中の気温は23度くらいと秋本番らしい気温経過となりました。ただこの先、まだ季節の歩みは順調とはいかない模様です。大陸から秋の乾いた空気を持つ高気圧が進んできた一方で、南西諸島付近に前線が発生。そして、前線の南には台風20号、さらに、マリアナ諸島付近で台風の卵・熱帯低気圧も発生し、前線の南の夏の空気がやや勢力を盛り返しつつあります。
台風20号は今後、西へ遠ざかりますが、熱帯低気圧が台風に発達しながら来週初めに沖縄の南へ進む予想です。
そして、南から送り込まれる暖かく湿った空気によって、前線の活動が強まるとともに、前線自体もじわじわ北上…県内は、あす25日(金)は晴れ間多めですが、今週末は時々雨雲が流れ込むスッキリしない天気となるとみられます。週末、行楽イベントが多いですが、気まぐれな雨への備えは必要と心得て頂きたいと思います。
なお、今後、台風になる見通しの熱帯低気圧ですが、しばらく西寄りに進んだ後、来週中頃にかけては日本の太平洋側に近づく傾向を示すデータも一部にあります。まだ予測を絞り込める状況ではありませんが、10月終わり間近でも台風の動向に注意したいところ…今後も随時、最新情報を確認していきましょう。
あす25日(金)は、日ざし十分の時間が多くなりそうですが、午後ほど薄雲が徐々に増えてきそうですので、大きめの洗濯物は早めに外に干しておくのをおすすめします。朝は空気はヒンヤリの一方、日中は所々25度以上の夏日といっそう朝と昼の寒暖差が大きくなるでしょう。
今週末は南から迫る前線の影響で雲が厚みを増し、度々にわか雨が心配な空模様に。折りたたみ傘の準備などで、気まぐれな雨に備えていきましょう。
来週もしばらくスッキリしない天気が続く見込みです。また、熱帯低気圧の動向により予報が変わってくる可能性もあるため、今後も随時、最新の予報は確認をお願いします。
気温はまだしばらく平年より高めで極端な冷え込みとなる日はなく、季節の歩みは足踏み状態が続きそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)