「基地周辺住民に大きな不安与える」オスプレイ事故で山口県と岩国市が国に要請
岩国基地を離陸したアメリカ軍のオスプレイが鹿児島県沖で墜落した事故を受け、8日、県や岩国市は事故原因の情報提供などを防衛省に要請しました。
先月(11月)29日、岩国基地を離陸したアメリカ空軍のオスプレイが鹿児島県沖で墜落し乗組員8人全員が死亡した事故を受け、アメリカ軍は6日、全てのオスプレイを飛行停止とする措置を発表しています。
事故を受け、きょう(8日)午前、県と岩国市の担当者が防衛省の岩国防衛事務所に要請に訪れました。
(岩国県民局 河村徹次長)
「オスプレイは岩国基地配備機ではないものの同基地に度々飛来しており、今回の事故は基地周辺住民に大きな不安を与えるもの」
県や岩国市は今回の墜落原因の情報提供や再発防止策、岩国基地で運用される全ての航空機の安全管理の徹底などを要請しました。
国はこれに対し、「飛行の安全確保を最優先としてアメリカ側に引き続き更なる情報提供を求める」などと応えています。