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215人の日本人を救出したトルコ航空機長の名を冠した下関のトルコチューリップ園で献花式

2025年3月21日 10:49
215人の日本人を救出したトルコ航空機長の名を冠した下関のトルコチューリップ園で献花式

いまから40年前、イランの首都テヘランから215人の日本人を救出したトルコ航空の機長に感謝しようと、下関市の公園で記念碑への献花式が19日行われました。

下関市を代表する花の名所火の山のトルコチューリップ園には、「オルハン・スヨルジュ記念園」という、もう1つの名前があります。
こちらが、園内に設置された命名記念碑です。

1985年3月、イラン・イラク戦争によってイランの首都テヘランに取り残されていた215人の日本人を救出したトルコ航空機のオルハン・スヨルジュ機長を顕彰しようとその名前が付けられました。日本人の救出劇からちょうど40年となった今月19日、「トルコからの翼」40周年顕彰有志の会が、献花式を行いました。

式には関係者23人が出席し、元トルコ日本国大使の宮島昭夫会長らが、イラン国外に退去する術がなく絶望の淵にいた日本人を救ってくれたオルハン・スヨルジュ機長に感謝の気持ちを込めて記念碑に献花しました。

(宮島会長)
「この下関という場所に機長の名前を冠した公園があって、 で、市民の方々がこの公園を愛してくれて、 トルコのチューリップを愛してくれて、そして、トルコへの感謝の念を持ってくれているんだということを、 トルコの方々にもぜひお伝えしたい」

トルコと日本の友好の証である火の山の「トルコチューリップ園・オルハン・スヨルジュ記念園」は、まもなく美しい花が咲き競う時期を迎えます。

最終更新日:2025年3月21日 10:54
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