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人間国宝から若手まで 九谷焼の力作86点並ぶ 伝統九谷焼工芸展 金沢市で開幕

2025年3月7日 11:54
人間国宝から若手まで 九谷焼の力作86点並ぶ 伝統九谷焼工芸展 金沢市で開幕
人間国宝から若手作家まで、さまざまな感性で表現された九谷焼の作品展が金沢市で始まりました。

この展覧会は、九谷焼の技術の向上や後継者の育成などを目的に技術保存会が毎年開いているもので、九谷焼では唯一の公募展です。

今回は人間国宝から若手まで86点の作品が並びました。

大賞を受賞した藤木美里さんの作品「名残の雪」は、九谷焼に魅せられ大阪から金沢に移住したという藤木さんが、特に美しいと感じた春先に残る雪と植物を表現。金を用いた色彩のバランスなどが評価され、48回の歴史の中で初めて2年連続での大賞受賞となりました。

伝統九谷焼工芸展は、金沢市の石川県立美術館で今月16日まで開かれ、その後、能美市や加賀市の美術館でも開催されます。
最終更新日:2025年3月7日 11:54