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【なるほど気象解説】こどもの夏は大人の夏より過酷なんです…

2024年8月8日 18:48
【なるほど気象解説】こどもの夏は大人の夏より過酷なんです…
市川 栞キャスター:
「小野さん、きのうは立秋、暦の上では秋に入りましたが、暑い日が続いています」
小野 和久 気象予報士:
「あさってから「お盆休み」の方も多いと思いますが、暑い日が続きそうです」
「気象台の週間予報を見ていきましょう。この先も夏らしい天気が続く見込みです」

市川:
「最高気温は33度、34度の日が多く来週の木曜日は35度ですね。そして、熱帯夜も続きそうです」
小野:
「いまの時期は、一年で最も暑く、最高気温は31度から32度くらい、最低気温は24度から25度くらいが平年並みですので、平年より高い日が多いでしょう」

「そして「この先の傾向」を、気象台の1か月予報で見ていきましょう。9月上旬までの予報ですが、気温は、この先も平年より高い傾向です」
市川:
「10月までの3か月予報でもお伝えしましたが、秋の訪れは遅れそうですね」
小野:
「そして、下の段、雨の量は平年並か少ない見込みです。農作物の管理に気を付けて下さい」

小野:
「さて、毎日、暑い日が続いています」
市川
「昼も夜も熱中症には気を付けています」
小野
「きょうは、背丈の低い子どもたちは暑さに配慮が必要という話です」

「まず、気温を測る高さについてです。気象台から発表される気温は、アメダスの気温計で測っている…と、以前、お伝えしました。実際に観測された気温、そして、予想される気温・ともに、地上から「1.5メートルの高さ」の数字です」
市川:
「アメダスで観測するときの決まりでしたね。アメダスは芝生に置かれていて、気温計は風通しのいい「筒の中」、つまり、日陰で測るんでしたね」

小野
「その通りです。そこで、環境省の熱中症予防情報サイトのこちらのデータをごらんください。外の気温が32.3度と観測されたとき、つまり、1.5メートルの高さが32.3度だったとき、お母さんの身長の半分くらいの子どもの高さではおよそ35度ありました。そして、地面に近いペットの高さでは、さらに高い気温でした」
市川
「地面に近い子どもたちは、発表される気温以上に大人よりも厳しい環境にあるということですね」

小野:
「普段、歩く道路は、ほとんどがアスファルトが多いでしょうから、過酷な環境になっているワケです」
市川:
「車の中の温度が上がることは注意が呼びかけられますが、普段の生活の中でも気を付けないといけませんね」
小野:
「そうですね。散歩のときなどには注意したいですね」
「最後に気象台の週間予報でこの先の天気をもう一度、確認しましょう」

小野:
「夏らしい天気が続くでしょう。いまの時期の気温は一年で最も高いのですが、それを上回り、最高気温は33度、34度の日が多く来週の木曜日は35度です。そして、熱帯夜も続きそうです」
市川:
「あさってから「お盆休み」の方も多いと思いますが、暑い日が続きそうですね。小野さんとお伝えしました」