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地震の影響も...舞台を漁港に移し伝統をつなぐ 250年続く珠洲伝統の「早船狂言」

2024年9月12日 19:33
地震の影響も...舞台を漁港に移し伝統をつなぐ 250年続く珠洲伝統の「早船狂言」

珠洲市蛸島町で250年続く伝統行事「早船狂言」が地震の爪あとが残る中、舞台を漁港にうつし、ことしも演じられました。

出港を渋る船頭にかじ取りが詰め寄る場面を演じる「早船狂言」。例年の舞台だった神社が元日の地震で損壊し、開催が危ぶまれていましたが、漁港に特設の舞台を作り、250年の伝統をつなぎました。

船頭役 櫻田愼太郎さん
「規模は小さくなってしまいましたけども、蛸島町の皆さんで盛り上がることができて本当に良かったなと」

艫取役 北濱 翔喜さん
「今後自分たちの後輩に引き継いでいくために頑張りたいです」

漁船のライトに照らされた舞台で演じられたことしの狂言。地元出身の若者二人のかけあいに大きな歓声が贈られていました。