金沢市中央卸売市場の再整備に遅れ 基本設計2026年2月まで再延長 背景にあるのは
28日、金沢市議会の経済常任委員会で報告されたのは…
金沢市の担当者:
「基本設計の工期を令和8年2月まで再延長させていただきたいと考えております」
市場の再整備の遅れについてです。
1966年に開場した金沢市中央卸売市場は、老朽化などにより建て替えることが決まっています。
来年度から10年以内に現地での建て替えが予定されていましたが…
「現地での建設、引っ越し、解体を繰り返す手法では、10年以内の工事完了が難しいことが判明いたしました。課題を解決していくためには、さらに時間が必要でございまして」
この日の委員会で、金沢市側は市場関係者との調整が必要なことから、基本設計の工期を当初の予定から1年半ほど遅い、来年2月まで延長したい考えを示しました。
新保 博之 副市長:
「市場事業者の皆さんと(基本設計の)合意ができておりませんので、もう少し時間が必要だと、金沢の食文化を守るのは中央卸売市場だと思っておりますので、より魅力的な市場にしていきたいと考えております」
金沢市は、現地での建て替えを念頭に施設の規模や配置、整備手法などについても今後、必要な検証を行うとしています。