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「高校再編考えていない」 生徒減少の奥能登公立高5校について 馳知事が石川県議会で明言

2025年2月28日 18:30
「高校再編考えていない」 生徒減少の奥能登公立高5校について 馳知事が石川県議会で明言
生徒数の減少が懸念される奥能登の公立高校5校について、石川県の馳知事は28日の県議会で「高校再編は考えていない」と明言しました。
奥能登の公立高校5校では、能登半島地震の影響もあってか、今年の出願状況はいずれの高校も定員を割っています。

石川県の馳知事は28日の本会議で、統廃合しないと明言し、魅力ある学校づくりに取り組む考えを示しました。

石川県・馳 浩 知事:
「今の現状において高校再編、統廃合は考えていません。魅力をより一層発信して、人口減少は現実問題だが、さまざまな魅力化をより一層取り組むことができるはずです」

一方で、明言を避けたのが、新たな防災拠点の整備用地についてです。

候補地となっている金沢市二日市町の県有地に関して、これまで今年度中に可否を判断する意向を示していましたが…

石川県・馳 浩 知事:
「整備地については県議会の皆様のご理解をいただき決定してまいりたいと思います」

二日市町用地を巡っては、液状化のリスクが懸念され、地盤改良に約40億円の費用がかかることもあって、県議会でも賛否が分かれています。

知事が優先順位が高いプロジェクトと位置付ける防災拠点。30年近く活用方法を見出せていない県有地が整備地となるのか、行方は不透明です。

最終更新日:2025年2月28日 18:30