金沢以南でも災害廃棄物の受け入れ開始 公費解体の加速を後押し
災害廃棄物はこれまで効率を優先し、仮置き場から大型車両で民間の処理施設に搬出してきました。
しかし、多くの公共のごみ処理施設では小型のパッカー車でないと入れないため、県では積み替え場所を金沢港の近くに整備しました。
7日はさっそく珠洲市や輪島市から運ばれた木くずやプラスチックなどの可燃物を重機や手作業で積み替える作業が行われました。
石川県産業資源循環協会・髙山盛司 会長:
「公費解体のペースが非常にあがっていますので」
「ここを活用させていただいて解体スピードに追い付くようにこちらで処理をしていくと」
そして、積み替えられた災害廃棄物は金沢市の西部環境エネルギーセンターへ。
今回の積み替え場所の整備に伴い、金沢市以南の加賀地区にある5つの自治体のごみ処理施設で家屋の解体に伴う災害廃棄物の受け入れが可能になりました。
県ではほかにも金沢港近くの工業用地を災害廃棄物の積み替え場所とすることを検討しているということです。