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金の使い道は… 1億2600万円横領のタクシー会社元専務 新型コロナ患者の移送業務で

2024年9月12日 19:32
金の使い道は… 1億2600万円横領のタクシー会社元専務 新型コロナ患者の移送業務で
新型コロナウイルスの患者の移送業務の委託料およそ1億2600万円を横領したとして逮捕・起訴されたタクシー会社元幹部社員の男の初公判が金沢地裁で開かれ男は起訴内容を認めました。

カメラの前で取材に応じる男。業務上横領などの罪に問われている大和タクシーの元専務執行役員です。

起訴状などによりますと被告は2020年9月からのおよそ3年間で新型コロナウイルスの患者をタクシーで移送する業務の委託料1億2600万円余りを横領したとされています。12日開かれた初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

これに対し検察側は「虚偽の書類を作成し委託料を県に振り込ませ、金は車やマンションの購入に充てていた」と指摘しました。
また被告は着服して得た利益を申告せず、およそ5200万円の所得税を免れたとする所得税法違反の罪でも追起訴されており、来月28日にこの裁判と合わせて結審される見込みです。
最終更新日:2024年9月27日 12:09