世界的建築家・坂茂さん設計の仮設住宅 珠洲市に完成 期限後は災害公営住宅に転用
世界的な建築家・坂 茂さんが設計した木造の仮設住宅が珠洲市に完成しました。
入居は21日から始まります。
珠洲市宝立町の見附島近くで建設が進む仮設住宅。
世界的な建築家、坂 茂さんが設計を手掛けていて、現地では最初の30戸分が19日までに完成しました。
大野裕輝 記者
「こちらが部屋の中になります。 部屋の中は木の材質をそのまま生かした造りとなっていて、優しい木の香りが広がっています」
建物は木造2階建てで6坪、9坪、12坪の3タイプに分かれています。
坂茂建築設計・原野 泰典 さん
「木が見える生活は安心して落ち着いて生活できる要因になりますので、ゆったりとした生活を送っていただきたい」
早速、入居予定者が見学に訪れていました。
入居者
「一つ(住む拠点が)ないと身動き取れない」
「前より強い地震が来て潰れてもここに住みたい気持ちでいるから」
珠洲市では、2年の入居期間が過ぎた後、災害公営住宅に転用する方針で、希望すれば住み続けることができるといいます。
こちらの場所には合わせて135戸が建設される予定で、珠洲市では8月中の完成を目指しているということです。