金沢港クルーズターミナルでは、山口達也さんが「飲酒運転根絶」と題して講演しました。

去年3月に会社を設立し、アルコール依存症などついて講演活動を行っている山口さん。

この日は、アルコールが体に及ぼす影響などを説明しながら、かつて自身が飲酒運転で検挙された体験もふまえ、教育をすることが根絶につながるのではないかと話しました。

山口 達也 さん：
「お酒の酔いというのは危険。依存症とか依存症じゃないとか関係なくそういうこと(飲酒運転)をお酒を飲んだときにやってしまう可能性がある。絶対ないって思っていた人間です。それがどんなタイミングで起こるかわからないんですよね」

また、会場では、11日から始まった年末の交通安全県民運動の出発式が行われました。

期間は12月20日までで、飲酒運転などの根絶や高齢者の交通事故防止などに重点を置いています。

石川県警・西村 和市 交通部長：
「自転車の乗車中の酒気帯び運転にも罰則が科された。家庭、地域、職場において飲酒運転を根絶する環境づくりにご協力をいただきたいと思います」

県警によりますと、ことし、県内で交通事故で亡くなった人は28人で、このうち2人が飲酒運転による事故だということです。