約100日ぶりに行方不明者の捜索再開 輪島市の大規模土砂崩れ現場
市川栞キャスター:
「およそ1キロにわたって土砂が崩れ落ちた輪島市市ノ瀬町の現場です。こちらでは今朝から重機が土砂を運び出す作業を行っています」
24日、県警や工事関係者などおよそ50人態勢で行方不明者の捜索活動が再開されました。
行方が分かっていないのは、住民の垣地英次さん56歳。
県警では、震災当初から捜索活動を続けていましたが、現場の安全を確保するため3月上旬に活動を中断していました。
その後、市ノ瀬町では、土砂崩れにより発生した土砂ダムに仮設水路が整備されたことなどから、安全が確保されたとして、24日、捜索活動を再開しました。
その様子を、垣地さんの兄・弘明さんが見守っていました。
垣地 弘明さん:
「また再開することで弟が見つかる、少しでも光が見えたなと思ってます」
捜索は、今後、日曜日を除いて毎日行われる予定です。
輪島市内では、垣地さんを含めて3人の行方がいまも分かっておらず、警察は、ほかの場所についても安全が確保され次第捜索活動を再開するとしています。