地震…水害…2度目の生活再建へ 床上浸水の仮設住宅でボランティア受け入れ開始
石川県輪島市では、床上浸水があった仮設住宅で災害ボランティアの受け入れが始まりました。
1月の地震で被災した人たちにとって、2度目の生活再建となります。
現地から中継です。
テレビ金沢・大野裕輝 記者:
この仮設住宅は、今回の豪雨で近くを流れる川が氾濫し、80センチほどの高さまで浸水被害がありました。
300人以上が住んでいます。
24日は、40人のボランティアが金沢駅からバスに乗って到着し、泥のかき出し・家電の運び出しなどの作業にあたります。
ただ課題もあります。ボランティアの作業は、住んでいる人の立ち会いの元行う必要がありますが、現在は避難所にいる人が多く、立ち会いができず、作業ができないことが心配されています。
記録的な豪雨に見舞われた3連休が明け、輪島市内の高校では36人の生徒が欠席しましたが、登校できた生徒たちは朝から通常通りの授業に臨んでいます。
輪島高校 平野敏 校長:
「それぞれ生徒たちは大変な事情を抱えていますが、お互いの顔を見合うことでしっかり前を向いて歩いていけるようになる。そんな思いで授業を再開しました」
珠洲市や能登町の小中学校では通常通り授業を行っていますが、輪島市内の12の小中学校は通学の安全が確保できないとして、25日まで臨時休校となっています。
女子中学生らが安否不明になっている輪島市久手川町では、警察などが捜索を続けています。県内ではこれまでに7人が亡くなり6人の安否や行方が分からなくなっています。
まだ復旧は始まったばかりで、あすもボランティア受け入れが行われます。
以上中継でした。