“輪島朝市”が金沢で再開へ 約40店舗が出張形式で、今年3月にも 金石港そばで計画
元日の地震の後、大規模な火災が発生し、まったく再開の見通しが立たない「輪島朝市」。伝統ある朝市を、まずは金沢市内で復活させる計画が発表されました。「出張輪島朝市」プロジェクトとして、初回は金石(かないわ)港のそばで、3月に開かれます。
金沢市内で6日、輪島市朝市組合のほか、漁協の関係者や支援者らが集まって会議が開かれ、初回の開催に向けて仕入れルートの確保や食事の提供方法などについて話し合われました。
初回の出張朝市は3月23日に開かれる予定で、金石の商工振興会などが協力して今後、水産物の加工場や露店のスペースを確保します。朝市組合の組合員の店を優先し、およそ40店舗の参加を見込んでいるということです。
■輪島市朝市組合・冨水長毅組合長
「わずか2週間ぐらいで、こういったプロジェクトを立ち上げていただいて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」
■輪島朝市に店を出していた二木洋子さん
「金石の皆さんが前向きに協力してくれるので、夢みたいな話。朝市の灯を消さないように、朝市の名前をみんなに忘れてほしくない。頑張ろうと思ってます」
3月の会議では定期的な開催についても検討していくということです。