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傷ついた皆さんを温かいお風呂に…自らも被災した珠洲市の銭湯が営業再開

2024年1月19日 22:28
傷ついた皆さんを温かいお風呂に…自らも被災した珠洲市の銭湯が営業再開
能登半島地震の発生からきょうで19日目です。

「住宅の半数が全壊」という見通しが示された珠洲市では、ライフライン復旧の見通しも立っていませんが、自力で再生する動きも出ています。

(珠洲市正院町)
元日の地震で震度6強を観測した珠洲市。
住宅の被害については市内にある家屋のおよそ半数にあたる3000戸程度が全壊したという見通しが18日に初めて示されました。

また、市内のほぼ全域で断水も続いていて、支援はまだまだ足りていないのが現状です。

(19日・あみだ湯)
こうした中、珠洲市野々江町にある入浴施設「海浜あみだ湯」が19日から市民限定で営業を再開することに。

(Qここまでは津波を免れた?)
海浜あみだ湯 オーナー 新谷 健太さん「そうですね。そこの階段の1段目ぐらいまで(津波が来ていた)」

店内の一部は津波による浸水被害がありましたが、お湯を沸かすボイラーは無事で、断水の影響を受けない地下水をくみ上げることで温かいお風呂を提供できるといいます。

新谷健太さん「(地下水なので)若干濁りが見えますが、何とかろ過、循環回して午後3時までには綺麗にして皆さんに温かいお湯を届けれたらなと」

オーナーの新谷 健太さんも被災者で、今も避難所で生活を続けています。

そんな中でも市民の生活を助ける選択をしました。

新谷健太さん「今この瞬間に地震が起きたらどうしようかなとか、営業中もどんなトラブルが起こるかわからないので、まだ油断はできないですが、ひとまずなんとか温かいお湯を作って市民の方々に安心安全な状態で入浴できるように努めていきたい」

先が見えず、疲れがたまる中での明るい話題。

地元の人たちの努力によって、少しずつ生活再建への道筋が広がっています。