“超短期決戦”の衆議院選挙 ポイントは?注目選挙区は?専門家に聞く
総理就任から8日という戦後最短での解散に踏み切った石破総理。衆議院選挙の公示は早くも5日後に迫っています。短期決戦となる今回、私達はどんなところに注目すべきなのでしょうか。専門家に聞きました。
話を伺ったのは政治学が専門の鹿児島大学、藤村 一郎准教授です。
(鹿児島大学 藤村 一郎准教授)
「政策としては色々少子高齢化とかエネルギー問題とか物価が上がっているとか東アジア情勢が不安定だとか考えることいっぱいあるが、残念ながらそれを考える以前のことを問題にしないといけなくて、政治家の資質を見抜かないといけない選挙になってしまっている」
「政治とカネ」の問題を避けて通ることはできないと指摘。自民党の裏金問題への一連の対応をどう評価するか、有権者に委ねられていると話します。
(鹿児島大学 藤村 一郎准教授)
「やっぱりその人が所属している政党が誠実に政治とカネの問題に向き合おうとしているかっていうことをしっかり見なくちゃいけない」
特に注目している選挙区を聞いてみると。
(鹿児島大学 藤村 一郎准教授)
「全部注目しているというか、それぞれに特徴のある選挙区だと思う。1区もいつもの与野党決戦があるでしょうし、2区は事実上の保守分裂選挙。どういう風に転んでいくのか分からない。候補者も多いですし。小里さんが大臣に就任されたのでそういった意味ではいつもの対決と変わって来てる。そういう意味では3区もどうなっていくのか見もの」
自分達の代表として誰に国の未来を託せるのか、有権者は厳しい目を向けなければなりません。
(鹿児島大学 藤村 一郎准教授)
「原点に帰るというかこの人に任せていいのかを厳しく見る選挙になってきている。これまで活躍してきた方が多いのでこれまでの議員生活でどういう活動をされて何を成してきたのかをきちんと見ることが大事」
衆院選の投開票は17日後です。