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骨髄移植後のワクチン再接種…昨年度12人に助成 自己負担では15万円に

2024年6月4日 18:23
骨髄移植後のワクチン再接種…昨年度12人に助成 自己負担では15万円に

 骨髄移植を受けた子供は幼い頃の予防接種を受け直す必要があります。自己負担では15万円近くかかりますが、県は、費用を助成する市町村に対しその経費の半分を補助しています。2023年度は、県内12人に対し31万8000円を補助したことを県議会で報告しました。

 4日の県議会一般質問。自民党の藤崎議員が、骨髄移植後のワクチンの助成について聞きました。

(自民党 藤﨑剛議員)
「20代未満の患者を対象に県と地元市町村が半額ずつ助成することが明らかになった。ワクチン接種助成について実績を示してください」

 骨髄移植を受けた子供は、血液が入れ替わり全ての抗体がなくなります幼い頃に受けた予防接種を受け直す必要がありますが、自己負担では15万円近くかかります。県は令和4年度から20歳未満の患者を対象にワクチンの再接種の費用を助成する市町村に対し、その半分を補助する事業を行っています。

(県くらし保健福祉部 房村 正博 部長)
「令和5年度は鹿児島市が5人。薩摩川内市、霧島市各2人。鹿屋市、出水市、天城町が各1人計12人に助成していて県の市町に対する補助額は計31万8000円となっている」

 助成の制度がある市町村は増えていて、県は助成制度がない市町村には創設を促すとしています。