県警では4月から警察官3人が相次いで逮捕されています。30日の県議会では、この不祥事についての質問が相次ぎました。県警を管理する県公安委員会は「深刻な状況と受け止め信頼を一刻も早く回復するよう 全力で取り組むことを県警本部長に要請した」ことを改めて述べました。

　県警では4月から捜査資料の情報漏えいや不同意わいせつ、盗撮の疑いで合わせて3人の警察官が逮捕されています。

　30日に開かれた県議会の代表質問で自民党の角野議員が県警で不祥事が相次いでいることについて、質しました。

（県警本部 野川明輝本部長）
「再発防止策として適正な業務評価で職員の勤務意欲を深め帰属意識の醸成を図りその根幹となる良好な人間関係の構築に取り組むことこそ再発防止になる」

（自民党 角野毅議員）
「納得できた県民は少ない。県警の相次ぐ不祥事案の発生は県民の警察に対する信頼を大きく損ね、怒りの声が上がっている。組織的な問題として徹底した綱紀粛正と再発防止策に取り組みことを強く要請する」

　県民連合の代表質問でも湯浅議員が、県警の不祥事について取り上げました。県警を管理する県公安委員会は…

（県公安委員会 増田 吉彦委員長）
「極めて深刻な状況と受け止めている。警察業務を管理する立場に基づいて県警本部長に対して警察の期待されている役割を改めて認識し失墜した県民の安全安心を守るために信頼を一刻も早く回復するように全力で取り組むことを要請している」

　県警の野川本部長は、「治安を守る上で県民の信頼が警察官の基盤。 改めて警察職員が自覚した上で 県民の警察という原点に立ちたい」などと述べました。