2025年度から栽培開始の米 新品種「あきの舞」園児が試食 “令和の米騒動”今後は?
2024年は猛暑などの影響で全国的に食卓に欠かせない米が不足し、「令和の米騒動」が叫ばれました。そんな中、さつま町では2025年度から高温に強い新しい品種「あきの舞」の栽培が始まります。31日、地元の保育園児たちが実際に味わいました。
さつま町で種もみの収穫が始まったのは、新品種「あきの舞」です。県内で作付の8割以上を占める「ヒノヒカリ」は高温などに弱く、それに代わる品種として開発されました。高温や病気に強い品種を掛け合わせたもので、あっさりとした甘みが特徴です。
収穫された種もみは地元の保育園児に見守られ乾燥施設へ運ばれて行きました。収穫を見守った「あきの舞」。そのお味は…。
(園児)
「おいしいです」
(園児)
「めっちゃおいしい」
2024年は「令和の米騒動」とも呼ばれ全国的に米不足が問題となりました。収穫が本格的に始まり「米不足」にも回復の兆しが。農林水産省が発表した2024年の作柄は県内を含む全国43都道府県で「良い」か「平年並み」となっています。JA県経済連によりますとおおむね生育は順調で米不足は解消する見通しです。ただ価格については高止まりの状況が続きそうです。
2025年から一般の農家での栽培が始まる「あきの舞」。収穫された種もみは2025年2月から県内の生産者に提供される見通しです。