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保育士 男児切りつけ事件  鹿児島市下鶴市長「絶対にあってはならない強い憤り」 安心安全が最も配慮されるべき施設

2024年6月17日 19:47
保育士 男児切りつけ事件  鹿児島市下鶴市長「絶対にあってはならない強い憤り」 安心安全が最も配慮されるべき施設
 鹿児島市の認定こども園で保育士が2歳の男の子の首を切りつけ殺人未遂の疑いで逮捕・送検された事件についてです。17日の鹿児島市議会下鶴市長は「絶対にあってはならない」と強い憤りを示し、安心して子育て出来る社会の実現に全力で取り組むと述べました。

 鹿児島市が認定するこども園で2歳の男の子の首を切りつけた殺人未遂の疑いで保育士の笹山 なつき容疑者(21)が逮捕・送検された事件。

 17日の市議会で下鶴市長が初めて言及しました。

(鹿児島市 下鶴市長)
「子ども達の安心安全が最も配慮されるべき認定こども園において発生した事案につきましては絶対にあってはならないことであると考えている。市長として同世代の子どもを持つ親として子どもの生命に関わる重大な危害を加えた加害者に対し強い憤りを感じている」

 市当局は園から報告があったのは事件発生の翌日で、その後、指導監査を行い園長らから事情を聴くとともに、心理士や指導支援員を派遣し園児や職員の心のケアにあたったと説明しました。このこども園についてこれまで不適切保育が疑われる事案の相談はなかったということです。

 鹿児島市は市内の保育所などに対し緊急時の対応体制を確認し重大な事件が発生した際は至急報告するよう文書で通知。子どもたちの安心安全が最も配慮されるべき施設だという意識を高める取り組みを進めるとしています。