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鹿児島市加治屋町に26階建てビル計画 “県内最大級”30年度完成予定 マンションや飲食店、広場も

2024年6月25日 18:54
鹿児島市加治屋町に26階建てビル計画 “県内最大級”30年度完成予定 マンションや飲食店、広場も

 26階建て、高さ100メートル。県内で最も高いビルと並ぶ建物が誕生する予定です。鹿児島市加治屋町に計画されている再開発ビルです。完成は2030年度、街はどのように変わるのでしょうか。早くも期待の声が挙がっています。

(記者)
「鹿児島の陸の玄関口JR鹿児島中央駅と天文館を結ぶ通りに観光名所の1つ、大久保利通像があるが、目の前に見上げるような巨大なビルが建つことが決まった」

 JR九州などが再開発事業を計画しているのは鹿児島市加治屋町1番街区の約5600平方メートルです。土地の半分弱をJR九州が所有しています。

 計画を支援する鹿児島市は先週、再開発ビルのパース図を公表しました。目を引くのが26階建て、高さ約100メートルのビル。鹿児島中央駅前の鹿児島中央タワーと並ぶ高さを誇ります。1階と2階には飲食などの店舗が入り、ガラス張りのつくりに。3階から26階はマンションで約420戸入ります。施設の両端には、広場を設け、甲突川の左岸と上空通路でつないで新たな観光拠点として活用したい考えです。完成は2030年度を予定しています。

 街の人は…

(街の人)
「色々最近中央駅とかも新しいものが建って賑わっていると思う。この辺はそこまで変わらないので活性化できたらいい」

(街の人)
「(中央駅と天文館の)間にちょうどできるのでいい具合に人が集まる所ができていいのでは」

 近くでベーカリーショップの店員は最近の再開発を踏まえた上でこう期待を寄せます。

(店員)
「再開発はいい形で進んでいただけたらいいが、最近の再開発があまりぱっとしない感じがある。そんな感じにならなければいいな。活発になってくれればありがたいとは思う」

 再開発を担うJR九州の責任者は以前、開発のイメージをこう話していました。

(JR九州・森亨弘事業開発本部長)
「イメージ的には(福岡は)博多があって天神があって(中間点に)キャナルシティ博多がある。こういうイメージのものができるといい」

 福岡のキャナルシティのように駅と商業地区を繋ぐ存在にしたいということです。

 鹿児島市は7月2日に周辺の住民などを対象に再開発についての説明会を開く予定です。