南国交通と鹿児島交通が路線バス減便 「2024年問題」背景にダイヤ改正
南国交通と鹿児島交通の路線バスが1日からダイヤ改正に伴い減便されました。背景には運転手の労働時間や残業時間の上限の規制が強化されるなどいわゆる「2024年問題」があるようです。
1日から減便をするのは、南国交通と鹿児島交通の路線バスです。3月、南国交通は、乗務員の不足を理由に平日を土曜日のダイヤに変更していました。1日のダイヤ改正では、平日で約17%にあたる128便が減り、日曜と祝日では、約28%にあたる138便が減りました。先月よりもさらに減便したことになります。
鹿児島交通は、平日で約5%にあたる62便が減便となっていて、ほかにも「鹿児島駅から花野三文字」や「枕崎から枕崎高校」など10系統が廃止されました。
1日からバスの運転手の労働時間に関するルールが変わり「乗務員は、退勤から翌日の出勤までで最低でも9時間の休息時間を確保する」ことが求められるようになりました。両社ともこのルールを考慮し、最終便を約30分繰り上げるなどのダイヤ改正に至ったということです。