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紙すき体験に地元食材ディナー 欧米客ターゲットに地方の食文化体験ツアーを城山ホテル鹿児島が企画

2024年12月16日 19:29
紙すき体験に地元食材ディナー 欧米客ターゲットに地方の食文化体験ツアーを城山ホテル鹿児島が企画
 鹿児島市のホテルが欧米からの観光客をターゲットにした食と文化の体験ツアーを企画し、海外の旅行会社やインフルエンサーが参加しました。参加者は昔ながらの紙漉きや地元の食材を使ったディナーを満喫しました。

 地方への誘客を促進する観光庁の事業を活用し城山ホテル鹿児島が企画した、奥さつまの魅力を味わう食文化体験ツアー。海外の旅行会社やインフルエンサーなど7人が参加し、さつま町では県の伝統的工芸品「鶴田手漉き和紙」の工房で紙漉きを体験しました。

(参加者)
「自分で何か作品をつくれることがすごくうれしい」
「私はフランスマーケットやってるんですけどこういうアーティスティックなのすごく気に入ると思う」

 ターゲットとする欧米客は比較的滞在期間が長く日本らしさを求め東京や大阪などの都市圏以外にも足を運ぶ傾向があるといいます。

 廃校を活用した「きららの楽校」では和紙を使った行灯の灯りのなか、城山ホテル鹿児島の総料理長が腕によりをかけた創作フレンチを堪能。さつま町でとれた野菜や牛肉が使われています。

(参加者)
「初めて食べるお野菜もあってすごくいいと思う」
「(訪日)2回目3回目の方は他にあまり知られていないけどいいところはないのかとか、あまり観光地でないところに行きたがるお客様もたくさんいらっしゃるのでそういう方に提案していきたい」

(城山ホテル鹿児島 渡千佐代専務執行役員)
「まだ鹿児島でも知られていないような場所、体験を海外のお客様に知って頂きたい」

 ツアーは2回行われ、2025年の春以降それぞれの旅行会社が今回の体験内容を盛り込んだツアーなどを企画・販売する予定だということです。
最終更新日:2024年12月16日 20:46