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台風10号 県本土に29日から最接近 県内全域 “線状降水帯”発生可能性

2024年8月27日 19:57
台風10号 県本土に29日から最接近 県内全域 “線状降水帯”発生可能性

 非常に強い台風10号は奄美市の東を西北西に進んでいて、奄美地方には28日にかけて、県本土には29日から30日ごろにかけて最も接近する見込みです。また、県内全域で、27日夜から28日夜にかけて線状降水帯が発生する可能性があります。

 非常に強い台風10号は、奄美市の東北東約80キロの海上にあり、ゆっくりとした速さで北北西に進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルです。台風は、勢力を維持したまま、非常に強い勢力で、奄美地方に28日にかけて最も接近し、種子島、屋久島と県本土には29日にかなり接近する恐れがあります。県内全域で27日夜から28日夜にかけて線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

 奄美市は横なぐりの雨が降り視界がかなり悪い状況でした。港では船が流されないようにロープで固定されていました。

 種子島の西之表市では台風に備えて市の職員がバス停を倒して土嚢で固定していました。

(西之表市職員)
「スピードが遅いと聞いているの で影響が長引くのかなと思って いる」

 板で建物を補強している人の姿も見られました。

(西之表市民)
「急に進路が 変わっているから台風養生が慌 てた」

 現在、奄美市をはじめとする3つの市と村に避難指示が出ているほか5つの町と村に高齢者等避難の情報が出されています。