神村学園が米子北に1-0で勝利 名和田の決勝点で初の決勝 インターハイ男子サッカー
神村学園がインターハイの準決勝で2日、米子北を破り、県勢として実に31年ぶりの決勝進出を決めました。決勝ゴールを挙げたのはエースでキャプテン、名和田 我空選手でした。
(熊木創平アナウンサー)
「爽やかな風が吹く福島県広野町のJヴィレッジスタジアムです。今大会、圧倒的な強さを見せてきた神村学園の選手たち、その自信が表情からも感じ取れます。頂点まであと2つ。まもなく準決勝キックオフです」
ここまでの4試合で24得点・無失点、夏のインターハイで17年ぶりにベスト4入りした神村学園。決勝への切符をかけて強豪・米子北と対戦しました。
立ち上がりは圧力をかけてくる相手に手を焼きますが、5番・新垣を中心に落ち着いて対応します。すると、神村学園が次第にリズムをつかみ、エース・名和田も存在感を増していきます。前半アディショナルタイム、クロスのこぼれ球をうまくおさめ、シュートを打ちますが、わずかに枠の外。チャンスは作りながらも今大会初めて無得点で前半を折り返します。
後半も決めきれないでいると、相手に決定的な場面を作られます。しかし、ここは守護神・江田の好セーブとポストに助けられます。すると後半16分、ついに試合が動きます。大成のクロスに名和田がダイレクトで合わせゴール。名和田は今大会9ゴール目、得点ランキングトップを独走中です。
これが決勝点となり、神村学園が1対0で米子北を破りました。県勢の決勝進出は、鹿児島実業が城 彰二さん、遠藤 彰弘さんを擁し準優勝した1993年以来、31年ぶりです。
(神村学園3年 名和田我空主将)
「やっとここまできたので、あとは優勝するだけという気持ちが大きい。歴史に名が残ると思う。中学校の時はそれを達成できて『また高校で』という思いが強いので、日本一を取れるよう頑張ります」
決勝の相手は、新潟の帝京長岡を2対1で破った埼玉の昌平。神村学園は県勢初の優勝をかけて3日の決勝戦に挑みます。