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「市民の関心は高い」川内原発1・2号機 20年の運転延長を巡る市民向けのセミナー開催

2024年1月27日 18:02
「市民の関心は高い」川内原発1・2号機 20年の運転延長を巡る市民向けのセミナー開催
 川内原発1・2号機の20年の運転延長を巡り、市民向けのセミナーが薩摩川内市で開かれました。

 薩摩川内市が主催して開いたセミナーには、原子力規制庁、資源エネルギー庁、内閣府、九州電力、県が参加しました。

(薩摩川内市 田中良二市長)
「原子力発電所について様々な意見があることを踏まえて市民に原子力発電に対する総合的な理解を深めてもらうことを目的としたセミナーです」

 セミナーには市民270人が訪れ去年11月に、20年の運転延長が認可された、川内原発1・2号機について、原子力規制庁の担当者から説明を受けました。

(原子力規制庁 塚部 暢之さん)
「原子炉容器の水が入ったりするところ疲労がたまりやすい。ひび割れがないか確認している。点検の結果有意な欠陥は認められなかった」

 市民から、事故発生の場合の規制委員会の責任について問われると。

(原子力規制庁の担当者)
「安全確保の一時的責任は事業者が追う。規制委員会は厳格な審査をする」

(原子力規制庁 塚部 暢之さん)
「市民の関心は高いと思った。分かりやすい情報発信、対話はやっていきたい」

 川内原発1号機は今年7月に、2号機は来年11月に、40年の運転期限を迎え、それ以降は延長の期間に入ります。