西之表市長選挙に過去最多に並ぶ6人が立候補 馬毛島基地整備への向き合いなどが争点に
過去最多に並ぶ6人が立候補した西之表市長選挙についてです。馬毛島で自衛隊基地の整備が着工してから初めてとなる選挙。整備に対する向き合いが最大の争点となる中、地元の人たちはどのような判断を下すのか。候補者たちの第一声を伝えます。
26日に告示された西之表市長選挙。今回の選挙では、馬毛島への自衛隊施設の整備に対する向き合いや一次産業の衰退や人口減少など地域の発展をどう図っていくかが争点となる見通しです。
新人で会社役員の池田 恵衣子氏(70)。馬毛島への基地整備については経済的に市民の生活を豊かにできるチャンスと捉え、賛成の立場を示しています。
(無所属の新人・池田恵衣子候補(70))
「西之表市は本当に問題が山積み。私はこの西之表市を孫や子どもたちが帰りたい島になるように頑張っていきたいと切に思う」
新人で元西之表市職員の鮫島斉氏(47)は以前、反対していた基地整備に、今は「容認」の考えを示しています。
(無所属の新人・鮫島斉候補(47))
「私の政策の一番の柱は本記の少子化対策/41‐50誰もがワクワクするような西之表市、そしてたくましい西之表市を目指して共に前進していきましょう」
新人で医師の三宅 公人氏(72)は基地整備について騒音の問題などを掲げ、立候補者の中で唯一、反対の立場です。
(無所属の新人・三宅公人候補(72))
「きちんと環境基準を守るのか、守れなかった場合は中止するのかというのを防衛省と粘り強く交渉しようと思っている」
現職で3期目を目指す八板 俊輔氏(71)。馬毛島への基地整備について賛成・反対の二者択一では解決しないとして賛否を示していません。
(無所属の現職・八板俊輔候補(71))
「基地がもしできるのであれば失うものを超える恩恵を引き出さなければなりません」
新人で会社員の鎌田孝章氏(45)はこれまで基地の誘致に取り組んでいて、整備については賛成の立場です。
(無所属の新人・鎌田孝章候補(45))
「一次産業の振興が二次産業、三次産業に波及していく。言うのは簡単だがやるのは非常に難しい。私はそれに挑戦したい」
新人で元市議会議員の濱上幸十氏(74)。再編交付金を市民の生活が豊かになるように使いたいとして基地整備には賛成の立場を示しています。
(無所属の新人・濱上幸十候補(74))
「再編交付金がなくなったら市の運営はどうやっていくんでしょうか。今本当に開発の 緒に就いたばかりだ」
再選挙となった前々回の2017年に並ぶ過去最多の6人が立候補する西之表市長選挙は2月2日に投開票されます。