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【特集】<”閉店”まで残り1か月>東京にある宮城のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」 運営団体は”クラファン”で今後を模索

2024年11月15日 19:45
【特集】<”閉店”まで残り1か月>東京にある宮城のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」 運営団体は”クラファン”で今後を模索

東京・池袋にある宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」の閉店まで、あと1か月。

高額な家賃などを理由に県が店舗での展開をやめる判断をした中、運営団体は存続を望む声に応えようとクラウドファンディングを行いながら今後の道筋を模索している。

11月の東京・池袋にあるアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」。

三浦理瑚記者リポート
「平日にもかかわらず、宮城の美味しいものなどを求めて、多くの人が店を訪れています」

店内に並ぶのは、牛タンに笹かま、ずんだもちなどおよそ1300品。

2005年にオープンしたこの「ふるさとプラザ」には、年間およそ70万人が足を運び、都内にいながら宮城の特産品が手に入る場所として親しまれてきた。


「ホヤぼーやのお酒をこの間お父さんが買っていて可愛いなと思って、グッズが見たくて来ました」

しかし、JR池袋駅東口から徒歩2分という立地の良さからテナント料が高く、宮城県は12月15日で閉店して、今後は店舗を構えない形で宮城の魅力をPRする方法に舵を切った。


「(Qこの店舗、今年で閉店ですが…)えっ!それは知らなかった。寂しくなっちゃうね」
「ちょっと珍しいものはどこでも手に入るわけではないので、(アンテナショップがあると)ありがたい。ぜひ継続してほしい」

寄せられる存続を望む声に応えようと動き出したのが、店舗の運営を行ってきた物産振興協会だ。

県からの資金援助を頼れないなか、クラウドファンディングという方法を選択し、目標額である2000万円を活用して新たな店舗での再スタートを目指している。

宮城ふるさとプラザ・大蔵国孝店長
「宮城から東京に出てきて働いている方、宮城県から商品を送り出す立場である方、何かしら力にはなりたいと心の中で思っている方の声はいただいていますので、少しずつでもお力添えをいただければ…」

ひとまず、来年1月から、都内に期間限定で仮のお店を設けることにした「ふるさとプラザ」。

首都圏に拠点を置く宮城の発信基地として、新たな本店舗の実現に向けてクラウドファンディングへの協力を呼びかけている。

最終更新日:2024年11月15日 19:45