国際線ゲート増…東北の魅力伝える免税店、インバウンド向けに変わる仙台空港
香港便が就航し国際定期便が増えた仙台空港で、利便性の向上を図り地元の魅力を発信する取り組みについて、報道関係者向けの説明会が開かれた。
齊藤千紘記者リポート
「これまで国際線ゲートは3か所でしたが、今回90番ゲートが新設されたことで4か所に増えました」
仙台空港では、去年12月から香港便が相次いで就航し、国際線が週11便増えたことからゲートを増設。これにより、同じ時間帯に出発できる便数が増えたという。
さらにインバウンド向けに設けられたのがー。
宮城の代表的な漆器「玉虫塗」や、岩手の南部鉄器など、工芸品の数々。
東北の魅力を伝える品を揃えた免税店が、国際線出国待合い室に設けられた。
伝統工芸品だけではなく、着物の帯をリメイクしたバッグや、果物などあわせて50種類が販売され、特にイチゴの美味しさは外国人に好評だという。
仙台国際空港・施設営業部 木村昭仁さん
「東北をPRする役目を担っていると思っていて、ここでインバウンドの方に東北のすばらしさを感じて頂いて、また東北に旅に来たいなと思って頂けるようにしていきたい」
仙台空港では、2024年度の国際線の利用者を前年度より7万人多い44万人と見込んでいるという。