<”北限”の『温州ミカン』>収穫最盛期 「酸味があってその中に糖度」(宮城・山元町)
宮城・山元町では、国内最北とされる温州ミカンの収穫作業が最盛期を迎えている。
陽射しを受けて鮮やかに色付いた温州ミカン。
西日本が主な産地だが、温暖化の影響で気温が上がり、宮城・山元町の農家 齋藤正直さんは北限のミカンとして6年前から栽培している。
畑にはおよそ300本の温州ミカンの木が植えられ、11月下旬に始まった収穫作業は最盛期を迎えている。
齋藤さんが育てるミカンは、香りの良さとしっかりとした酸味が特徴で、今シーズンは天候に恵まれたため生育は順調で、去年より50キロほど多いおよそ350キロの収穫を見込んでいる。
温州ミカン生産者・齋藤正直さん
「昔のミカンみたいに、酸味があってその中に糖度があるというのが特徴かなと思っています」
収穫作業は、1月中旬まで続き、12月25日頃から宮城・亘理町の直売所で販売されるという。