【「プール熱」とは?】子ども中心に夏に流行するとされる感染症 流行中 宮城県内全域に「警報」発表
子どもを中心に夏に流行するとされる通称「プール熱」と呼ばれる感染症が、宮城県内で流行している。
宮城県は、県内全域に「警報」を発表し、注意を呼びかけている。
通称「プール熱」=正式には「咽頭結膜熱」と呼ばれる感染症について、県は「警報開始基準値」を超えたことから、10月 県内全域に「警報」を発表している。
原因は「アデノウイルス」というウイルスの一種。
主な症状は、「38~39度の発熱が5日程度続く」、「のどの痛み」、「充血、めやになどの結膜炎」。
仙台市青葉区のクリニックでも、「プール熱」の症状で1日に4~5人程度は来院する子どもがいるという。
かわむらこどもクリニック・川村和久医師「昔ですけど、プールの水を介して感染する感染症ということで名前がついたんですね」
「アデノウイルス」の大きな特徴は、新型コロナやインフルエンザと違い「アルコール消毒で死滅しない」ことだ。
かわむらこどもクリニック・川村和久医師「感染を防ぐためにはよく手を洗う。その時にはアルコールではなく石鹸とかハンドソープ、それから流水をしっかり使って手を洗い、人にうつさない」
24日発表された県の定点調査では、県内の患者の9割以上を「9歳以下」の子どもが占めている。