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【初公判】仙台市で登校中の女子中学生2人を刺し殺そうとしたとされる男 弁護側が当時「心神喪失か耗弱状態」にあったとして「無罪もしくは減刑」主張(仙台地裁)

2023年11月16日 16:29
【初公判】仙台市で登校中の女子中学生2人を刺し殺そうとしたとされる男 弁護側が当時「心神喪失か耗弱状態」にあったとして「無罪もしくは減刑」主張(仙台地裁)

2022年7月 仙台市太白区で登校中の女子中学生2人を包丁で刺し殺そうとしたとされる男の初公判で、弁護側は犯行当時男は心神喪失か耗弱状態にあったとして、「無罪」もしくは「減刑」を主張した。

殺人未遂などの罪に問われているのは、太白区の無職 尾張裕之被告(45)。

起訴状などによると、尾張被告は、2022年7月 太白区の路上で登校中だった女子中学生2人の背中などを包丁で突き刺し殺そうとした罪に問われている。

女子中学生2人は、全治1カ月のけがだった。

16日 仙台地裁で開かれた初公判で、弁護側は行為について争いはないものの、被告は2003年頃から「統合失調症」を患い、犯行時は心神喪失か耗弱状態にあったとして、「無罪」もしくは「減刑」を主張した。

一方。検察側は、尾張被告は、人をたくさん殺して死刑になりたいと考えていた、力の弱い女性や子供を狙った犯行だったなどと指摘し、精神鑑定の結果 統合失調症は認められるものの責任能力に問題はなかったとしている。

17日は、被告人質問が行われる。