<異変>清流誇る『広瀬川』水が”赤茶色”に変色 宮城県などが調査中(仙台市)
清流を誇る仙台市の広瀬川で”異変”だ。
30日朝、川の水が赤茶色に変色していることが分かり、宮城県などが調査を行っている。
付近の住民
「赤いのが流れてる、えって行くときは(赤茶色く)ないのに、どうしたんだろうと思いました」
赤茶色に変色していたのは、広瀬川に架かる「霊屋橋」下流付近から始まり「愛宕大橋」を過ぎ「宮沢橋」付近までの2キロ以上にわたる範囲。
宮城県の河川課による、30日午前8時頃 付近の住民から広瀬川が赤茶色に変色していると連絡があった。
伊藤悠貴記者リポート
「こちらの川底を見てみますと、赤茶色のようなものが川底に堆積 しているのが分かります」
30日午前9時過ぎの時点では、流れる川の水自体は透明に近く川底に赤茶色のものが堆積していた。
県や仙台市では、変色が発生した「霊屋橋」下流付近に職員を派遣し調査しているが、まだ原因は分かっていない。
この付近では、過去にも数回 川が赤茶色に変色したことがある。
去年6月には、今回変色が発生した「霊屋橋」付近から500メートルほど下流の地点から変色が発生した。
県の調査では、降った雨水を川に流す「雨水管」の鉄さびがこの地点で流出したことが原因だと報告されていた。
調査結果を受け、仙台市では周辺の「雨水管」の点検を行ったという。
今回変色が発生した「霊屋橋」付近にも「雨水管」の排出口があるが、これが原因かどうかはまだ分かっていない。
県によると、川に生息する動植物への影響は今のところ無いという。
なお、広瀬川のこの付近では、水道用水の取水はしていない。