【人がやるべきこととロボットができることをすみ分ける】東北一高い超高層複合タワーで「ロボット」による清掃・配達の実証実験(仙台市)
東北一の高さを誇る仙台市の超高層複合タワーで、ロボットによる清掃や配達の実証実験が行われた。
13日午後、仙台市青葉区の「仙台トラストタワー」で行われた実証実験。
白壁里沙子アナウンサーリポート「こちらのロボット、信号を送ることで自分でエレベーターを呼ぶことができ、自分で乗り込んで目的の階まで移動することができます」
ロボットはプログラミングによってルートを覚えさせ、エレベーターやセキュリティドアに対応できる。
13日は、1階~26階まで移動しホテルのロビーを清掃した。
ホテル業界は、アフターコロナで宿泊者数が回復し、人出不足が深刻化している。
ウェスティンホテル仙台・マーケティングマネージャー 栗田紀さん「ロボットに清掃をお願いすると人間の手は空くはずですので、 お客様に対してより密接にコミュニケーションを高めながら対応できる」
こちらのロボットは、1階のカフェで受け取ったドリンクを、5階のオフィスに届けた。
実証実験では、ロボットがエレベーターや自動ドアにスムーズに対応できるかなどを、確認した。
森トラスト・朝比奈泰裕さん「人手不足と労働時間の長期化という問題があるので、人がやるべきこととロボットでもできることをすみ分けることによって、人がより人らしい働き方ができる」
実証実験を行った不動産開発業者は、今回の検証をもとに「仙台トラストタワー」への導入も検討していくという。