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【「養殖ギンザケ」にも高い海水温の影響】ブランド養殖ギンザケ『伊達のぎん』の水揚げ始まる(宮城・志津川湾)

2024年4月15日 12:13
【「養殖ギンザケ」にも高い海水温の影響】ブランド養殖ギンザケ『伊達のぎん』の水揚げ始まる(宮城・志津川湾)

『伊達のぎん』のブランドで知られる「養殖ギンザケ」の水揚げが、15日から宮城・南三陸町の志津川湾で始まった。

15日、朝日が昇る志津川湾。

漁船が向かうのは、「養殖ギンザケ」の生け簀だ。

漁師たちは、体長60センチ 重さ1.5キロほどに育ったギンザケおよそ9トンを引き上げる。

今シーズンは、高い海水温の影響で、高温に弱い稚魚を生け簀に入れる作業が延期され、稚魚の成育が3週間ほど遅れた。

また、生け簀に入れた稚魚も減っているため、水揚げ量は去年の8割ほどのおよそ1500トンに留まるという。

宮城県漁協・戸倉銀鮭養殖部会 佐藤正浩部会長
「とにかく一番は新鮮さが売りですので、そこをPRして売っていきたいと思います」

ギンザケの養殖でも、燃料代やエサ代などの高騰が続いている。

15日は、1キロあたり平均900円と去年より150円高く取り引きされた。

ギンザケは、6月下旬まで水揚げが行われ、全国に出荷されるという。