【北限】「温州ミカン」の収穫作業始まる 「猛暑の影響」ほとんどなし(宮城・山元町)
宮城・山元町では、北限とされる温州ミカンの収穫作業が、8日から始まった。
山元町高瀬地区の農家・齋藤正直さん(83)は、暖かい地域で栽培が盛んな温州ミカンの生産に5年前から取り組んでいる。
長崎から取り寄せたおよそ300本の苗を育て、おととし初めて収穫にこぎつけた。
今シーズンの収穫は8日から始まり、斎藤さんはインフルエンザで学校が休みになったというお孫さんと2人で実ったミカンを丁寧に収穫していった。
猛暑の影響もほとんどなく生育は順調で、去年より一回り大きく実っているという。
ミカン農家・齋藤正直さん「糖度だけでなく酸味が少し残っ てると、甘さを引き立ててくれ るのかなと思っています。あと新鮮さ、それが皆さんに伝わればいいかなと思います」
収穫されたミカンは2週間ほど追熟した後、北限の「仙台みかん」として12月下旬から亘理町の直売所で販売されるという。