9日正午頃、JR仙台駅に到着した東北新幹線の車両内で薬品が漏れ、4人がけが、2人が体調不良で搬送された。

警察によると、薬品が入っていたとみられるカバンを持っていた男性は、仕事で使う液体をもって新幹線に乗っていたという。

仙台駅から中継（9日午後6時15分頃　放送）でお伝えする。

視聴者から寄せられた映像には、仙台駅に停車中の新幹線の扉付近で、黒いカバンから煙のようなものが上がっているのが見える。

消防と警察などによると、9日昼頃　JR仙台駅内で　新青森10時10分発東京行き「はやぶさ52号」の車両内で黒いカバンから薬品が漏れているのが見つかった。

警察によると、4人がヤケドなどのけが、2人が体調不良を訴えていて、市内の病院に搬送された。全員が意識はあり、命に別条はない。

消防車など36台が出動し、仙台駅は一時騒然となった。

同じ新幹線に乗っていた人「乗っていたら7号車付近で薬品をこぼして煙が充満しているという話が出て、急きょ降りてくださいと案内を受けた」

黒いカバンを持っていた男性もケガをしていて、病院で治療を受けている。

警察によると、この男性は地質調査会社の社員で、新幹線で仕事で使う液体の薬品を運んでいて何らかの原因で液体が漏れたとみられる。

また、JRによると「はやぶさ52号」は車両点検の影響で仙台～東京間で区間運休となったほか、上り列車の一部に現在も遅れが出ている（9日午後6時15分頃　放送）。