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『三度許すまじ原爆を…』原爆犠牲者を追悼する式典 原爆投下からまもなく79年(仙台市)

2024年7月15日 20:00
『三度許すまじ原爆を…』原爆犠牲者を追悼する式典 原爆投下からまもなく79年(仙台市)

広島と長崎に原爆が投下されてからまもなく79年を迎えるのを前に、宮城県内の原爆犠牲者を追悼する式典が、仙台市内で15日開かれた。

「黙とうー」

追悼式には、宮城県内に住む被爆者や遺族などおよそ80人が参列した。

式では、長町中学校2年生の岩間悠太さんが、平和宣言を読み上げた。

長町中学校2年・岩間悠太さん
「日本が唯一の被爆国であるからこそ、核の恐ろしさと平和の尊さを世界に訴え続けなければ」

また、広島で被爆し、祖父と父親を亡くした宮城県原爆被害者の会・木村緋紗子会長(87)も核兵器の根絶を訴えた。

宮城県原爆被害者の会・木村緋紗子会長(87)
「破壊と喪失への怒り。三度許すまじ原爆を、と被爆者は訴え続けています」

このあと、参列者は花を手向け宮城県内の犠牲者284人を追悼するとともに、平和への思いを新たにしていた。

宮城県によると、今年3月現在 県内で被爆者健康手帳を持つ人は80人と、去年1年で4人が亡くなっているほか、平均年齢は85歳と高齢化が進んでいる。